カテゴリ:重賞の見方 (1/1) | 【観る競馬】~競馬初心者へ馬券の買い方講座~
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重賞の見方の記事 (1/1)

初心者向け阪神大賞典2015の見方…ゴールドシップという馬

 お久しぶりになってしまいました。風邪を引いたり4重賞展望で本編が忙しいなどですが、地道にやっていきたいなと。今週の注目レースは阪神大賞典というレース。ここにゴールドシップが出てくると。本来はトーホウジャッカルという馬も出る予定で、新旧菊花賞馬対決というのが見どころの一つだったんですが、それは叶いませんでした。


 さて、この阪神大賞典と菊花賞というのは密接です。何と言っても距離が3000mと同じというところですね。日本の競馬に置いては(世界もですが)長距離軽視の風潮が強くなってきているのですが、やはり長距離戦には長距離戦の面白さがあります。阪神大賞典は阪神3000mの内回りコースでおこなわれ、3コーナーの手前から1周半するようなレース。競馬界における3000mは長距離に該当しますし、その長距離適性が問われるというレース。そしてこのレース、ゴールドシップは既に2連覇をしており、ここで3連覇という偉業が掛かる、ということです。


 ちなみにですが、同一重賞レース3連覇というのはなかなか過去にも例がありません。グレード制といってGI、GII、GIIIといった世界に基づいた格付けがされるてから以降でも過去3頭しかいません。それに挑むのが今回のゴールドシップということになります。


 今回のポイントは、ゴールドシップが勝つのか、それ以外が勝つのかという一点とみています。もちろん馬券的にもそうでしょう。ゴールドシップを信じられるか信じられないか。ゴールドシップは過去2走有馬記念3着、アメリカジョッキークラブC7着と不満の残る結果に終わっています。ゴールドシップの持ち味は何と言ってもばてないところに魅力がありますが、ここ2走は速いラップを後半に刻んでいてトップスピード面、そして序盤のポジションを要求された競馬になったという点が大きいです。今回は阪神内回りの3000m戦。馬場も重く時計がかかっている傾向なのは、そういった馬場でばてずに伸びてくるゴールドシップにとっては好都合、といったところです。


 しかし、ゴールドシップの調教師須貝師が馬群の中で刺激を与えるというような旨のコメントを発した模様。ばてないマラソンランナータイプのシップにとって、馬群の中からペースが上がった時にすんなりと動いていけるのかも重要な要素になってくるでしょう。


 重賞連勝のラブリーデイや勢いに乗る4歳馬スズカデヴィアスなどを相手にゴールドシップが長距離で歴戦の猛者としての存在感を見せられるか。注目すべき一戦です。
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